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いきなり不動産仲介業者へ行くのではなく、大まかで構わないのでまずは自分自身で売却したい不動産の相場価格を調べることから始めます。何故かと言うと、不動産屋へ行き向こうから突然「この土地は坪単価45万円ですね」「この条件だと5000万円が妥当な金額でしょうね」などと言われても、それが本当に妥当なのか？相場と見合っているのかどうか？というのが分からないからです。不動産の価格相場は地価、路線価、実際の取引価格などを考慮し決まります。

不動産の査定を不動産屋にしてもらいますが、この時の注意点は「必ず複数の不動産仲介業者へ査定を頼む」ことです。ひとつの業者だけでなく、複数の仲介業者へ査定を 1社だけの査定ではその価格が妥当なのかどうか分かりません。また、売出し価格を決める上で複数の不動産屋担当者と話すことは非常に重要です。不動産仲介業者にも様々な営業方針があります。例えば、・いきなりすぐ売れる価格で金額を設定する不動産屋（期間重視）・最初は高く金額を設定し市場の反応を見る不動産屋（金額重視）この2社では全く金額が異なってきます。こちらの希望を叶えてくれる不動産屋を見つけることが大切なので、そのためにも査定を複数の不動産仲介業者へ依頼し話しを聞きどこを仲介に入れるか決めます。

仲介業者の選定は、業者から出された査定価格や売出し方のプラン・戦略、実績など複数の不動産屋を比較して決めます。実は担当者と自分の相性もかなり大切です。不動産を売却する上で最も重要なのは、この仲介業者を選ぶところになります。仲介業者によって強みも売り出し方も大きく変わりますから、ここはかなり慎重になるべきです。

仲介業者との契約を結ぶといよいよ売り出しです。不動産物件の売り出し価格は査定額や実際の取引価格、担当者からのアドバイスを参考にして売主が決めることが出来ます。よほど急ぎの場合を除き、相場価格通りで設定するのはお薦めしません。買主は必ず値下げ交渉をしてきますから（それも100万円単位です）、値引きを想定した上での価格設定が必要です。